第9回医療・福祉セミナーを開催しました☺
第9回医療・福祉セミナーは、㈱ツムラ、㈱バイタルネット のご協力を得て、
令和2年1月23日(木)午後6時45分から
「『認知症のひとの在宅医療と漢方の役割』~尊厳ある生を支えるために~」をテーマに開催いたしました。
講師に、群馬県から医療法人あづま会理事長・大井戸診療所院長の大澤 誠 先生をお招きして、先生の日頃の診療活動を通して実践されている認知症の方ひとへのアプローチについて、漢方の活用を含めてお話をいただきました。
認知症のひとの支援は、「医療モデル」的アプローチには限界があり、「生活モデル」的アプローチにより認知症のひととその家族のQOLを向上させることが目標であること、自宅や住み慣れた地域で暮らすことにメリットがあること等支援での大切な視点についてお話をされ、また日頃の在宅診療の中でBPSDに対して漢方が有効だった事例や、日本老年学会に於いて作成されている「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」に掲載されている漢方のメリットや使い方、等々について のお話もいただきました。
当日は、医師や薬剤師など医療関係者や ケアマネジャー、包括職員、訪問介護事業所職員など介護関係者 併せて60名の方にご参加いただきました。
アンケートには「漢方について新しく知ることが多く勉強になった」「認知症のひとの意欲や食欲低下に漢方で改善が図れることが参考になった」「生きがいや栄養など大切なものを改めて意識する機会になった」などの記載があり大変好評でした。
また、「認知症のひとの意思決定支援、予後告知のタイミングなど 尊厳ある生を支えること等について、先生のこれまでの経験から、もっと深く聞きたかった」というご意見もありました。
アンケートの結果についてはこちらからご覧ください。
今回は講師のスライド資料の配布がなく、ご不便をおかけいたしましたが、協力をいただきました㈱ツムラなど薬剤関係の企業が共催で開催する場合は、規定により講演内容のスライドの配布はできないとのことですのでご了承くださいますようお願いいたします。
今後も、皆様の「学びたい」が叶えられるような企画をして参りますので、要望等がございましたらお聞かせください。